保育園看護師、satominnsです🐰
今回は保育園の保健日誌についてです。
そもそも病棟の看護記録のように正解があるものでは無いので、「ふーん」って感じで聞いてもらえたらと思います。
(しかも私の場合、はじめて採用された看護師だったので完全オリジナルな日誌です🐨)
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↑ 様式はこれです。
いまはパソコンで記録しているので、多少違うところもありますが、内容は同じです。
保健日誌は平日、看護師が記録しています。
(休日や看護師がいない時間帯は書いていません)
大まかな内容は
- 日付、室温、湿度
- 食物アレルギー等で除去が必要なメニューが給食やおやつにあるか
- AEDの点検チェック
- 午睡時ラウンドのチェック
- 病欠・早退
- 預かり薬
- 特記事項→ミーティングで呼びかけたことや、身体測定等のイベント記入など
下半分の罫線には(裏面は全て罫線)、
- 体調不良者や怪我等の記録
を記入しています。
保育士さんが見る怪我と、看護師が見る怪我の状況は多少なりとも違うので、看護の専門性を発揮出来るところだと思います。
例えば、保育室内で転んでしまった子どもの記録。
保育日誌には「椅子につまずいて転んだ。頭を打って少したんこぶができた。冷やして様子をみた。お迎えの時、保護者に報告をした。」といった感じで書いてあることが多いと思います。
ここで、保健日誌があると
「10:10 室内遊びをしていた際、椅子につまずき前方に転倒。右前額部に軽度発赤、腫脹あり。受傷時激しく泣いたが、すぐ泣き止む。嘔吐なし。保冷剤でクーリングしながら10分ほど安静にし、様子見る。抱っこで過ごし、笑顔見られ会話もスムーズ。活気あり、パズルで遊び始める。17:00 母迎え時、怪我の様子を報告。本日の入浴はシャワーのみにしてほしいことをお伝えし、経過を見てもらうようお伝えした。」
といった感じで、看護師目線の記録を書くことができます。(※今回はあくまで記録の例なので、頭を打って受診するか保護者への連絡はいつするか等はすっとばしてます)
ケースによってはSOAPを使用したり、書き方を工夫することもあります。
保健日誌には、看護師の専門性を活かした視点やアセスメントをぎゅっと詰め込むことができます🌼
保育園看護師の仕事のやり甲斐にも繋がるかなと思います。