病院と違い、保育園には医療機器というものがありません。
入職時、すごく無防備な感じがしてとても不安に感じたことを覚えています。
わたしの考えですが、
血圧計、パルスオキシメーター等々
保育園にそんなものが必要か?と聞かれれば
「無くても良いけどあると心強い」と答えます。
多くの保育園には医師がおらず、咄嗟の判断は看護師に委ねられます。
(そんな緊急事態はほぼ起こらないのですが🐖)
子どもは勿論、職員にも何か起こる可能性があります。
そんなとき、自分の主観的なアセスメント能力では限界があります。やっぱり、医療機器に頼りたい…😭
少しずつですが、園長に必要性を伝え、購入してもらいました。やはり医療機器。高い。そんな気軽にお願いはできません。ただ、安物買いの銭失いにはなりたくない。出来れば小児も成人も使えるものがいい等々…
購入する時に散々悩んだので、良ければ参考にしてください🌼
①パルスオキシメーター
血液中の酸素量の目安となる、SPO2を測る機械です。
喘息や気管支炎のお子さん、既往歴に心疾患があるお子さんの症状別把握に役立ちます。これは本当にあって良かった…もちろんサチュレーションだけが全てではありませんが、これがあると客観的に数字で状態を見ることが出来るので、保護者や医師に伝える時にも役立ちます。
オムロン(フクダ電子)製品を購入しました。
理由は、
・医療機器認証を受けている製品ということ。
・病棟勤務の時使いやすかったこと。
・成人+小児どちらもいける(そのままでも測れるのですが、別売りの専用ブロープをつけると測りやすさup)
ただ、現在この製品はコロナの影響で品薄のようです。
選ぶ時に「医療機器認証を受けているもの」「小児成人兼用」のものをおすすめします。
②血圧計
テルモのエレマーノという血圧計を購入。
選んだポイントは、誤差が少ない(病棟勤務の時に使っていた)、替えのマンシェットで、成人も小児も測れるというところ。
血圧を測る機会ってそんなにないのですが、例えば熱性けいれん後やぼーっとしていて意識レベルの問題なのか分からない時等々、あと職員の貧血の時。あると心強い。
③聴診器
前回のpostでもお伝えしたものです↓
安心のリットマン。
成人と小児どちらもいける。
呼吸音等病気のアセスメントをするには、わたしの耳では参考程度にしかならないのですが😂
例えば、お腹痛い〜!ときたお子さんのお腹に当てるだけでも気持ちが楽になったりするようです🤭あとは時々子どもたちに心音聞かせてみたり。楽しいようです🌼
わたしの務めている園は、市の病後児保育事業もやっているので医療への理解が得られやすいのですが、保育園によって理解は様々だと思うので、購入までいかないことも多いと思います。
保育園看護師がもっとメジャーな存在になり、保育園での医療のあり方がより確立されてくることを切に願います…🧸