保育園看護師のstominnsです。
今回は誤嚥・窒息事故防止の為の働きかけについて。
令和2年9月、保育所の給食中、4歳の男の子がブドウを詰まらせ死亡する悲しい事故がありました。
先日、事故報告書が公開されました。
八王子市教育・保育施設における誤嚥事故検証報告書はこちら。↓
https://www.city.hachioji.tokyo.jp/kurashi/kosodate/011/002/001/p028866_d/fil/R2_houkokusyo.pdf
この報告書、ざっとでも良いのでぜひ読んでほしいのです。
私自身、気づかされることが沢山ありました。
ブドウは直径3cmのピオーネ。皮をむいて食べたようです。
様子がおかしい、と保育者が発見してから気道内異物除去のための手技。AEDの使用、胸骨圧迫等様々な処置が行われましたが、悲しいことに死亡してしまったのです。
男の子は風邪気味で口呼吸だった、
アデノイド肥大があった 等
保育所でもよくある症状で登園していました。
この報告書では、そもそもブドウをまるまる1こ提供してしまったことに問題の重きを置いていました。
報告書の中には、考えられる様々な対策がかかれています。
以前から、誤嚥・窒息予防のため、おたよりやホワイトボードで保護者や職員に呼びかけを度々行ってきました。
(誤嚥事故検証報告書より)
給食ではリスクを伴うような食材(ウズラの卵やミニトマト、節分豆等)は提供をしないようにしていますが、今回は盲点になりやすい家庭からのお弁当について、おたよりを作成しました。
(ウズラがどんな鳥かいまいち分からなくて、検索🐦)
裏面には、消費者庁のポスターを。↓
この悲しい事故を風化させないよう、
これからも継続した周知や呼びかけを行っていきます。