保育園での急変に備えるため、各クラスに置いたもの

保育園は健康な子どもが殆どとは言えども、思わぬ事故や体調の変化によって、急変が起こらないとは限りません。


救急車を呼ぶとはいっても、到着までの時間は、必死で対応しなければなりません。そしてその対応によって、その後の蘇生率は大きく変わります。




わたしは、急変が苦手な病棟看護師でした。
好きな人はいないかもしれませんが、生き生きと対応できる看護師っているのです。ホントすごい。

ICLSや小児のNCPR等、色々な勉強をしてきましたが、気持ち的に急変が苦手というのは変わりありませんでした。

それこそ保育園看護師になってからは、そんなドキドキは無くなった訳ですが、だからこそ「急変に備える」ことを大切にしています。




救命措置において
胸骨圧迫は必須ですが、人工呼吸に関しては「抵抗がある場合」「感染リスクが考えられる場合」は省略可とされています。


ですが、出来るならしてあげたいところ。
胸骨圧迫のみの心肺蘇生より、人工呼吸を含めた心肺蘇生のほうが蘇生率の方が高いのはデータとして出ています。



そこでポケットマスク(フェイスシールド、マウスシート)が活躍します。
これを各部屋のエアコンパネル上を定位置とし、設置しています。

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あとはAEDのケースの中にも。
(AEDは各フロアに設置してあります🍓)


定位置を決めることで、どこにいてもパッと取り出すことができます。

まず大切なのは、職員全員がどこに「AED」「ポケットマスク」があるか知っていること。





1年に1回の研修で、実際に大人と子どものモデル人形を使用し、演習を行っています。




▼おすすめの本。様々な症例の救急対応が、分かりやすくのっています。


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